| 「学校を出てから長い時間が経って、かつてどのぐらい腹が立っていたかも忘れたが、ひとときは本当に腹が立っていた、はずだ。自分が中学生や高校生だった時、なんでこんなつまらんことを覚えないとならないのだろうと思っていた。なんでこの社会はこういうくだらないことをするのだろうと思っていた。そしてまわりの友人たちもそんなふうに思っているようだった。だから、その私たちが大人になったら変わるのだろうかと思っていた。だが、どうもそんなことはなかった。」 |
| |
どうしてだろう、と腹立ちまぎれに考えつづけて社会学者というものになった立岩真也さんは、1960年、新潟県生まれ。障害者運動にも長く関わってきました。
世の中は、わけがわからないことだらけです。なぜ試験というのはああなのか。なぜ働かないといけないのか。なぜ少子化が問題だと言われるのか。
わけがわからないからうんざりしますが、実は、わけがわからないことを考えるのはおもしろいことでもある、と立岩さんは言います。
シンプルに、暗くならずに、私たちの生きている社会のしくみを考えてみる。この連載では、なんだか変だ、なにかがいやだと日々もやもや感じている人には最高にスリリングな「考え方の地図」が描かれるでしょう。 |
| |
| 「実際に今ある現実を変えることは難しくても、どうしたら変わるとわかったら、それだけでもましなような気がする。ここは、冷静に、考えてみることにしよう。」 |